いよいよ2014年も残り半分。TRIMTEX本社があるノルウェーは先日の夏至祭あたりからもう夏休が近づいてウキウキ。
この7月からまるまる1ヶ月はながーい夏休みに入ります。
TRIMTEX社も当然ながらお休みとなり、コンタクトがしばらくできなくなります。それにしてもうらやましいですね。
お休みのこの夏、TRIMTEXの紹介ページを充実させていきますので、どうぞよろしくお願いします。
そんなノルウェー、森、山、湖と大自然が広がります。むしろそれがほとんどでウリといってもいいくらい。
ヨーロッパではスイスのアルプスがトレッキングとして有名ですが、もしそれをすませたかたは、ノルウェーに行くのはいかがでしょう。
ゆったりとした時間が流れ、人も全くと言っていいほど多くありません。英語もほとんど通じます。
あまりに自然が身近にあるので、トレイルランのレースなんて聞かない、というのも面白いです。
担当田島は、1990~2010年までの間、ノルウェーへ7回訪れています。メインはオリエンテーリングの世界戦遠征でしたが、1999年に初めて”トレッキング”でノルウェーを訪れたことからこの国がとっても好きになりました。そしてTRIMTEXとの縁ができるのですね。
そのノルウェーの大自然や文化を紹介できたら、、と時々ブログに載せていこうと思います。
今回はトップページの写真があるノルウェー、北欧最高峰のガルホピッゲン(標高2,469m)があるJoutenheimen国立公園の有名なちょっとしたトレッキングルートです。
少し前になってしまいますが、2003年の夏。
スイスでの世界選手権前にノルウェーのヨーテンハイムエリアを訪れました。
ノルウェー人の知り合いがコテージを持っている、ということで別荘気分で4日ほど滞在。
水道はなく、後ろに見える湖から水をくみ出し飲料水、シャワーなどに使います。
Quit Safty!と言われたけれど、どうみても湖は他コテージより低いところにあるのですが。。。気にせず自炊と景色を眺めながらののんびり生活。
翌日、Joutenheimenでも人気ルートの拠点、Gjendesheimを目指します。
ところでJoutenheimen(ヨーテンハイメン)ってどこにあるの?ノルウェーってどこ?
下の地図からノルウェー全体とJoutenheimen, Joutenheimenエリア、今回のルートのGjendesheim-Beseheim-Bessegen-Memurubu-船でGjendesheim
をどうぞ
ちなみに赤い線は夏のトレッキングルートを表しています(クリックすると拡大)。すごい数ですね!そしてノルウェーはフィヨルドが入り組み、湖が多いこと、山岳地帯なのがよくわかるのではないでしょうか。冬は青色のスキールートが別にあります。購入するトレッキングマップには両方のルートが書かれています。DNTのサイトで地図を見るときも夏と冬のルートを選択できるようになっています。日本ではないですね。クロスカントリースキーもノルウェー人は身近に当たり前のようにあるのです。オリンピックで強いのも納得。
左の写真は、今回のトレッキング方面の山々。湖とGjendesheimが見えています。雲行きが怪しい。。。
拠点のGjendesheimに車を置き、いよいよトレッキング開始!スタートの標高は約1000m。名もなきピークは1743m。8月なのに寒く、いきなりの大雨で一気に気温が低くなりました。それでも半袖短パンで歩いているノルウェー人にびっくり。何かが違う。。
湖をはさんだ対岸の山々にもちらほら雪が残ります。
ノルウェーは緯度が高いので標高800m前後で森林限界を超えます。
日本ではアルプスなら2500m以上も登らないと無理なので、うらやましいですね。
トップページの写真のBessegen周辺。鞍部に向かってとても細い尾根を下りていきます。湖は隣り合わせとなっていますが、落差400m!もあり、高いほうから水が流れ込んでいないという珍しいエリア。ノルウェーで有名なスポットで切手にもなっています。山と渓谷社のツアーでも行くルートで同じ場所の写真が使われていますね。こちら。
http://www.yamakei-online.com/special2/w_treck_nor.php
晴れているとこんないい景色なのかーという写真です。
湖をはさんで南側には小さな滝となって雪解け水が流れ込んでいます。
いたるところにこのような景色が。美しい。でも寒かった。。。
暴風雨に耐え、下山したのは湖中腹にあるMemurubu。ここにも立派な山小屋があります。
ここでお茶をしながら待つこと2時間あまりで、ちいさな船に乗ってGjendesheimに戻ってきました。
船の写真、撮りたかったのですが、あまりにもワイルドで無理でした。。
ノルウェーのトレッキングルートや山小屋情報などはノルウェー山岳協会のサイトが充実しています。
英語サイトも近年はとても充実しています。ヨーテンハイメンエリアのURLをリンクしておきます。
拠点のGjendesheimの山小屋を始めとした周辺の写真を見ることができます。晴れているとこんななのですね。。(しつこい)
http://english.turistforeningen.no/location.php?fo_id=3980&lo_id=NO_jotun
地図も充実しています。見ているとあきません!
山小屋の予約などは事前にしておきたいのであれば、情報を仕入れにオスロにあるDNTオフィスに行くと良いでしょう。
雄大な自然が広がるノルウェー、知っていただけて嬉しく思います。
ノルウェーの環境や文化がTRIMTEX製品の生地やデザインにも反映されています。
これからも紹介していきますので、お楽しみに。