気軽に外出することが難しくなるこのごろ、すこしで気分が和らげれば、とノルウェーの風景をお送りします。
(写真:リレハンメル郊外、バスで40分ほどいったノールセッタ)
いつも紹介しているTRIMTEXはノルウェーのスポーツウェアブランド。先日、担当Nilsとこんなやり取りがありました。
Nilsはもともとオリエンテーリングをしていて、オリエンテーリング部門と海外部門を担当している、ちょっとのんびりしている(だが動くとはささっと動く)ノルウェー人らしいおじちゃんです。毎年冬休みの時期になると(2月上旬約2週間。年末はクリスマス休暇なのでまた別にあるのです、うらやましい!)、オーストリアまでスキーに行くそうです。そんな中コロナウィルス感染が広がりつつありました。メールの挨拶はコロナウィルスは大丈夫?から始まります。
”いやー、国外に行ってたからさ、2週間自宅待機で家で仕事しているよ、でも全然大丈夫、Rikaはどう?日本は?”。オリエンテーリングの話、ノルウェー語レッスン、世界選手権の話で盛り上がるのに、まさかこんなこやりとりをするとは思いませんでした。世界共通のホットな話題です。
国土は日本と同程度ながら人口530万人(北海道ほど)のノルウェーでは、4月中旬のイースターまで休校や在宅勤務推奨を延長、ヒュッテ(別荘)の滞在を禁止、5人以上の集まりも制限されることになりました。ノルウェーらしいと思ったのがヒュッテの滞在禁止です。多くの人々が郊外にヒュッテを持っており、週末になるとそこで過ごすのはよくある風景です。わたしも何度か過ごしています。日本でも近頃は、都市部から郊外に行くことに地元から難色を示されているニュースがありますね。ノルウェーではヒュッテがあるエリアにウィルスが持ち込まれると困る!と地元自治体からの要請があり、すぐに禁止令がでました。やることが早い。
3週間前にTRIMTEXからはカスタマー、代理店向けにレターが出されました。『ノルウェーはもちろん製造工場のあるエストニアにおいて、社員の安全と体制を万全にしたうえで滞りなく業務を進めている。安心してコンタクトを取ってほしい。』このようなアクションでこちらも不安なく業務を続けることができます。信頼関係は大事だなあとつくづく感じました。
気持ちよくお出かけするにはまだまだ時間がかかるかもしれませんが、ニューアイテムなどを引き続き輸入し、みなさまにご紹介するようにしていきます。